群馬県の『富岡製糸場と絹産業遺産群』が世界文化遺産に登録されることが決定しました。
日本の絹産業の発展や工女の働き方も大きく評価され、また建物の保存状態が良いことも決定の大きな要因だったそうです。
子供の頃に養蚕場で聞いた、蚕が桑の葉を食べるカリカリカリ…という雨音にも似た音は懐かしい思い出です。
日本の養蚕業の要、桑の葉は、実は食しても体にとってもいいんですよ。
漢方にも使われていて、ミネラル豊富・中性脂肪の改善・血糖値の上昇を抑える、といった効能もあるんです。
カルシウムや鉄分、亜鉛が多く含まれているのも特徴です。
富岡製糸場の世界遺産登録おめでとう!そしてこれを機に皆さんもっと群馬を知ってください!!
ということで、当館では桑の葉を使ったお料理を期間限定で始めました。
(献立によってはご用意できない場合もありますので、ご相談下さい。)
今回ご紹介するのは、『桑の葉うどん』。
群馬の粉物文化とのドッキングですね。
私も試食しましたが、葉っぱ臭さなどはなく、細めのうどんは軽い食感です。
桑の葉うどんは、群馬県産小麦『農林61号』に国産桑粉末と自然塩を加えたうどんです。
薄緑色が目にも鮮やかです。
ちなみに白色のうどんには、群馬県開発小麦『きぬの波』の地粉+シルクパウダー。
なめらかでもちっとした食感です。
当館から富岡製糸場までは、交通状況にもよりますが、車で約1時間半位。
関越自動車道→上信越自動車道となります。
お帰りに少し寄り道してみてはいかがでしょうか。