当館宿前を流れる赤谷川。
水質は群馬でも指折り。初夏には蛍が、そして鮎も放流できるほどです。
しかし現在の姿に至るまでには、かつて地元の方々のたいへんな苦労がありました。
昭和33年、相俣ダムの完成で、赤谷川の流水量は極端に少なくなり、
川は砂漠化。魚や、川で遊ぶ子供まで消えました。
この状態に、地元の人間が、
「子供たちのためにも、あの美しかった赤谷川を取り戻そう」
と立ち上がり、当時の村・建設省を動かしたのです。
↑↑当時の赤谷川。無水状態で、荒れ果てているのがわかります。
その後、水が戻ることにより生態系が戻り、清流復活となりました。
現在ではこれまでの活動が評価され、平成25年度環境大臣表彰をうけました。
首都圏から清流赤谷川の勉強に訪れるほどです。
川の復元は地元の住民を中心に行われ、今では子供だけでなく、大人も楽しんでいただける川となりました。
これからも、この大切な資源を後世に残していきたいと思います。
湯宿温泉にお越しになりましたら、川の歴史を感じつつ、どうぞ清流をお楽みください。
・見晴らしのいい広大な敷地の中に、薬草園や薬膳レストランなどが点在します。
・ここでは漢方の薬剤師が常駐しており、お手軽に漢方薬を調合してくれます。
・先日ご来泊のM・O様(埼玉在住)は、ここで10種類の生薬を調合してもらい、
飲み続け、半年後に 腎臓病が全快したそうです。
(当館から車で30分で、お気軽に行けます。)
2009年11月25日 (水) |
周辺の見どころ
目にホタル 山 タニウツギ サクランボ
これはここ三国路の初夏を彩る魅力をうたったものです。まずホタルについて・・・。
この町は標高差約1600mあり、そのためホタルは6月中旬から7月下旬までたっぷり楽しめます。
詳しくは金田屋ニュースをみてください。
ホタル鑑賞はロマンがいっぱい。我熊五郎が自然観察を兼ねてホタルのガイドをした時のエピソードをひとつ。
6年程前の話です。
皆でホタルを楽しんだ帰り道。群を離れた一匹のホタルがスーッと飛んできて女性のお客様の浴衣の懐に入りました。そのとたん、その女性の目から大粒の涙が流れだしました。
不思議に思った私はあとでそのわけをたずねました。すると「今日は、以前なくなった息子の命日なんです。あのホタルが息子におもえて・・・」と静かに話してくださいました。
さて、私がご案内するフィールドはたくみの里の北、泰寧寺周辺です。運がよければ大きなケヤキの木がホタルツリーになるのも見られます。ついでに星座の観察も素敵です。
ホタル鑑賞で冷えた体は掛け流し温泉でゆっくり暖まりましょう。翌日は初夏の宝石、サクランボ狩りを楽しんでください。
この町のサクランボ園は高原にあります。
三国連邦の眺めが素晴らしい環境です。
ゆじゅく金田屋のHPはこちら http://www.yujuku-kanetaya.com/
2008年05月31日 (土) |
周辺の見どころ
都心の桜はもうすっかりみどりの葉をつけていると思いますが、こちらみなかみは今、桜が見ごろを迎えております。ゆじゅく温泉から程近い桜スポットを昨日写した2枚の写真で紹介します。
1枚目は猿ヶ京の「謙信のさかさ桜」です。上杉謙信が桜の木でできた杖を地面につきさしたところ、芽が出て花が咲いたそうです。湯宿から車で3分程で出会えます。
もう1枚は湯宿温泉沿いに流れる赤谷川の遊歩道です。宿からすぐそばなので陽気がよければ浴衣に下駄でも楽しめます。わたしも昨日は孫と手をつないでお散歩してみました。とても気持ち良かったですよ。
2008年04月21日 (月) |
周辺の見どころ