さてここ湯宿温泉の歴史は今から1200年前にさかのぼります。
弘須法師という僧が岩穴にこもって断食しお経をあげていました。満願の日に白いころもを着た老人が現われ、「永年の功徳を賞でて薬湯を授ける」と告げて消えました。すると目の前に湯の柱が高く立ち上ったとのことです。
この僧がこもった岩穴は当館の隣りの湯本館さんの中庭に今も昔の雰囲気で残っています。
その後この温泉はこんこんと自然湧出を続ける温泉力で多くの人々に愛用されてきました。江戸時代になると沼田城主真田家の湯治の湯となりました。
とくに五代城主信直は痔病で悩んでおりました。この湯宿温泉に浸って湯治をしたところ、見事全快したのでお礼に薬師温泉神社を改築し寄進してくれたそうです。
湯宿温泉は1200年近くの昔から、同じ場所に湧き続けているのです。
2008年02月28日 (木) |
今週のお出かけ情報
はじめまして、宿の主、熊五郎です。
群馬県みなかみ町ゆじゅく温泉で小さな温泉宿を営んでおります。
今日からブログで健康と温泉のかかわりや、湯宿の良質な温泉を育む、この土地の自然について書いていきたいと思います。
このブログが湯宿温泉やこの土地を訪れる方々にとって、より豊かな旅を楽しむための参考になれば幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します。
2008年02月26日 (火) |
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