今話題のらくちんプチ湯治。ご参考までに湯治の達人の2例をご紹介します。
その① 行動派の例。Y.S様。2泊3日パターン。
この方は年間来泊60回の記録保持者です。
<1日目>
車にて東京を出発。景色をたのしむため関越道はあえて使わない。
町に入るとまず大型スーパーへ立ち寄る。そこで買物。
リゾートファッションに着替え気分転換。
宿に着くと夏は前の川へ釣りにゆく。
秋には、裏山へ茸採りを兼ねて散策に出かける。
<2日目>
早朝に散策。お気に入りのコースを約1時間。
朝風呂に入って朝食。
モーニングコーヒーのあとたくみの里へ。
おなじみの匠の家で主人と話しこむ。
時には陶芸の家でコーヒーカップを作り宿でマイカップとしてコーヒーを楽しむ。
2日目はドライブを楽しむこともある。望郷ラインがお気に入り。
立ち寄りスポットが沢山あるのであきないのだそうな。
夕食後は宿のおやじや同宿の客とおしゃべりを楽しむ。
<3日目>
いつものように散策と朝食のあとは車で10分のまんてん星の湯へ。
入浴後マッサージにかかる。
昼食をとって個室でゆっくり昼寝。この昼寝がたまらないそうだ。
農産物の直売所で地元の新鮮野菜をお土産に買って帰途につく。
この町を味わい尽くす湯治のパターンである。
その② 治療派の例。K.I様。5泊6日パターン。
この方は20年来、骨髄性白血病の治療を続けている。
インターフェロンの副作用が全身15項目にわたっている。これをやわらげるための湯治である。
年6回5日間のパターン。
まず入浴は半身浴10分、全身浴5分の15分間。1日6~7回入る。
入浴後と食間に温泉水を1回に500mlから1000ml必ず飲む。
昼間はたくみの里を中心に1万歩を目標にステッキを使いながらひたすら歩く。
夕食は宿の菜根薬膳料理の完食を目指し地酒と共にゆっくり楽しむ。
このくりかえし。
結果、まず血流が確実に良くなった。
さらには肝機能の回復。さらに手のふるえ、しびれが止る。
近頃は体組成計を使って計測をはじめた。
6月の湯治の結果、血中脂肪の基準値が中位に下った。血圧、脈拍、体温いずれも安定。
湯治を終えて帰る日の計測で体脂肪が1%下がった。
その上体重、基礎エネルギー、筋肉量、骨量も増えた。
過去最高の温泉療養効果が出たのである。本人大喜び。
このお二人に共通しているのは、それぞれの方法で自然の中で楽しく自己免疫力を高めていらっしゃることです。
読者の皆様、日頃乱れがちな体調をらくちんプチ湯治で整えてみませんか。
2008年07月09日 (水) |
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